EMC(電磁シールド)

電磁シールドとは何ですか?

外部から電波がほとんど届かない空間、また外部に電波をほとんど放射させない空間を作るための障壁・隔壁のことです。
機器と電波の発生源との間に設置して、不要な電波干渉を防いだり(外来ノイズの低減)電波の発生源から電波の拡散防止(放射ノイズの低減)を行う事を目的に使用されます。

  • 外来ノイズの低減 外来ノイズの低減
  • 放射ノイズの低減 放射ノイズの低減

このようなノイズで困っていませんか?

  • 機器の信号を計測したい場合、外来ノイズに埋もれた目的の微弱信号の測定をしたい。
  • 開発中の無線LAN機器や、技術適合試験を通していない輸入品の無線LAN製品などは、不法な電波を放射する可能性がある。
  • パソコンの画面から不要な電磁波が放射され、画面の情報を盗み見られてないようにしたい。
  • 携帯電話が圏外表示の時にどのような動作をするか確認したい。
  • 隣で試験している無線LAN機器とは切り離した状態で、無線LANの試験をしたい。
  • 放電加工機からの電磁ノイズが大きく、近隣のラジオが聞こえなくなってしまう。
  • 太陽風や核電磁パルスから情報や情報システムを守りたい。
  • 海岸線近くで、船用の無線機の修理や、開発をしたい。

このような問題を、シールドルームを使用して解決することが可能です!

つまり電波シールドルームの中で作業をすれば、

  • 外来の信号なのか機器内部からの信号なのかを容易に切り分けることが可能です。
  • 不要な電波は電波シールドルームの外に拡散させません。(電波法遵守)
  • パソコンからの不要電波も電波シールドルームの外に拡散させません(テンペスト対策)
  • 電波シールドルームの中では容易に携帯電話を圏外表示にすることが可能です。
  • 電波シールドルームの中だけで閉じた無線LAN環境を作ることが可能です。
  • 放電加工機からのノイズを電波シールドルームの中に閉じ込めておくことが可能です。
  • 太陽風も、核磁気パルスも電波シールドルームの中に入ってこられませんので、保護することが可能です。

電磁シールドの方法はどのようなもの?

電波シールド
空間を伝わる電波の場合、一般的には電波を反射させる方法が用いられます。
電波を反射させるためには電気抵抗値が低い材料(主に金属物)で空間を囲います。
この時電波を到達させたくない機材、又は電波を発生する機材の囲み方は、機材から全方向に対して囲む必要があります。理想的にはつなぎ目の無い金属の球で囲むイメージです。
実際の電波シールドでは継ぎ目のない球に入れることは出来ないので、平板の金属を繋ぎ合わせて四角く囲いますがその際、継ぎ目の隙間がシールド性能に大きく影響され金属の厚みにはほぼ影響されないことが分かっています。
従って隙間が出来ない事に主眼を置いて設計する必要があります。

また電線を伝わってくるノイズ対策もしなくてはなりません。
前述のように隙間の無い金属物で囲った場合、電線などで電気を通す事が出来なくなってしまいます。
無理に穴を空けて電線を貫通させると電線を通じて電波が漏れてしまいます。
このような場合、電源用途ではコンデンサ・コイルなどの受動素子を用いたローパスフィルタを使い、不必要な電波を遮断し電源線を通すことが可能となります。
信号用途の場合、上記フィルタや信号だけを通すために光ファイバを用いることもあります。

磁気シールド
磁気シールドも同様に金属物で全方向に囲む必要があるのですが、電波シールドとの違いは金属材料の特性や厚みが大きくシールド性能に影響します。
またコイルに電流を流して逆磁場を発生させ、磁場を打ち消すというアクティブキャンセル方式という方法もあります。

  • MRI室関連機器
  • 電磁波シールドルーム
  • シールド部品/EMI部品
  • 品質システム
  • シールドルーム活用技術

ページの先頭へ